采女神社

曖昧さ回避 この項目では、奈良県奈良市の采女神社について説明しています。福島県郡山市の采女神社については「采女神社 (郡山市)」をご覧ください。
采女神社

采女神社
所在地 奈良県奈良市樽井町
位置 北緯34度40分54.76秒 東経135度49分48.82秒 / 北緯34.6818778度 東経135.8302278度 / 34.6818778; 135.8302278 (采女神社)座標: 北緯34度40分54.76秒 東経135度49分48.82秒 / 北緯34.6818778度 東経135.8302278度 / 34.6818778; 135.8302278 (采女神社)
主祭神 采女命
例祭 旧暦8月15日(仲秋)
地図
采女神社の位置(奈良市内)
采女神社
采女神社
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采女神社(うねめじんじゃ)は、奈良県奈良市樽井町にある神社春日大社境外末社。猿沢池の西北畔にあるが、社殿は西向きで池に背を向けている[1]

歴史

『元要記』によると、当社は権中納言藤原朝臣良世卿の建立で、興南院権僧正快祐勧請と記されている[1]

1902年明治35年)11月に土塀を撤去し建築したため、現在は東と北に瑞垣を巡らせている[1]

祭神

采女伝説と采女祭

奈良時代天皇の寵愛が衰えたことを嘆いた天御門の女官(采女)が猿沢池に入水し(采女伝説)、この霊を慰めるために建立されたのが采女神社の起こりとされる[1][2]。入水した池を見るのは忍びないと、一夜にして社殿が西を向き、池に背を向けたという[2]

旧暦8月15日の例祭は采女祭と呼ばれ、この采女の霊を慰めるために執り行われる[2]

アクセス

関連項目

  • 采女神社 (郡山市) – 郡山に伝わるもう一つの采女伝説に基づく神社。

出典

  1. ^ a b c d e 奈良市史編集審議会編『奈良市史 社寺編』、吉川弘文館、1985、p.180
  2. ^ a b c d 同社境内掲示案内板

参考文献

オープンストリートマップのロゴ
オープンストリートマップに采女神社の地図があります。
ウィキメディア・コモンズには、采女神社に関連するカテゴリがあります。
  • 奈良市史編集審議会編『奈良市史 社寺編』、吉川弘文館、1985、p.180
  • 同社境内掲示案内板

外部サイト

  • 采女神社ツイッター 定例と不定期な開門の通知と奈良催しを紹介。
  • 二人の采女 - 当神社の采女伝説と福島県郡山市の采女神社の采女伝説を題材に採った寮美千子の朗読劇。(紹介記事)
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