蓮蔵坊

蓮蔵坊

蓮蔵坊(れんぞうぼう)は、日蓮正宗総本山大石寺の塔中坊の一つ。古来、学頭が住職を務めることから、「学頭寮」、「学寮」ともよばれる。

歴史

  • 正応3年(1290年)、大石寺創建と同時に日目を開基として建立される
  • 建武5年(1338年)、大石寺の大壇越南条氏を継いだ時綱、蓮蔵坊と周辺地域(「東坊地」)を日郷に寄進。このころ日郷は大石寺を退出し、保田妙本寺を創建していたことから、以後、大石寺と妙本寺の間で、蓮蔵坊・東坊地の所有権をめぐる争いが72年間にわたり継続する[1]
  • 宝永2年6月15日(1705年8月4日)、大石寺24世日永により再興。
  • 宝永8年(1711年)、蓮蔵坊を学寮と定める。
  • 安政7年2月25日(1860年3月17日)、石之坊の火災により焼失。
  • 明治23年(1890年)5月、講堂改築。
  • 昭和56年(1981年)10月、日蓮大聖人700遠忌記念事業の一環として本堂再建。

関連項目

脚注

  1. ^ 榎木,2007,367-378