蒙古聯盟自治政府

曖昧さ回避 蒙古聯合自治政府」とは異なります。
蒙古聯盟自治政府
Монголын Өөртөө Засах Нэгдсэн Засгийн Ордон  (モンゴル語)
蒙古軍政府 1937年 - 1939年 蒙古聯合自治政府
蒙古聯盟自治政府の国旗
(国旗)
公用語 モンゴル語
首都 フフホト、厚和豪特(厚和)
主席
1937年 - 1938年 ユンデン・ワンチュク(雲王)
1938年 - 1939年デムチュクドンロブ(徳王)
変遷
成立 1937年10月28日
合併1939年9月1日
時間帯UTC +9
蒙古聯盟自治政府の庁舎
蒙古聯盟自治政府要人。前列中央の人物がデムチュクドンロブ

蒙古聯盟自治政府(もうこれんめいじちせいふ、モンゴル語ᠮᠣᠩᠭᠣᠯᠤᠨ
ᠥᠪᠡᠷᠲᠡᠭᠡᠨ
ᠵᠠᠰᠠᠬᠤ
ᠨᠢᠭᠡᠳᠦᠭᠰᠡᠨ
ᠵᠠᠰᠠᠭᠤᠨ
ᠣᠷᠳᠣᠨ
、Монголын Өөртөө Засах Нэгдсэн Засгийн Ордон)は、1937年内蒙古南モンゴル)に樹立された日本傀儡政府

盧溝橋事件の後に日本軍は内蒙古方面へ本格的に出兵し、10月17日包頭を占領。ユンデン・ワンチュク(雲王)・デムチュクドンロブ(德王)・李守信がこれに応じる形で10月28日フフホト(厚和、帰綏を改称)にて蒙古聯盟自治政府を樹立した。最初は雲王が主席に就任し、翌年3月に雲王が病没すると、徳王が後任の主席となった。

蒙疆地区には、蒙古聯盟自治政府の他に察南自治政府晋北自治政府が設立されたが、利害関係を調整して活動の円滑化を図るため、1937年11月22日、3自治政府によって蒙疆聯合委員会が設立された。しかしこの委員会が十分に機能しなかったため、3自治政府を統合して蒙古聯合自治政府を樹立することとなり、蒙古聯盟自治政府は新政府に合併されて消滅した。

中国の日本軍占領地区では中国人阿片生産は禁止されるとともに阿片は日本軍の専売商品とされたが、この蒙古聯盟自治政府地域で日本軍指導により大規模に阿片農場が開発され、そこで栽培された阿片が満州国以外の中国地域で販売されていた。

関連項目

大東亜共栄圏を構成する国・地域
ウィキポータル:Portal:大東亜共栄圏
日本の旗 日本
共通法における領土区分
統治権を一時保有する地
中国方面
東北三省満洲2
中国本土
内蒙古3
南方北方方面
既存の国家
新設のまたは政府
 日本のその他占領地
関連する出来事
  • 1:共通法第1条の規定により、樺太は内地に包含された。
  • 2日本政府の立場では、満洲の独立は地元住民の自発的な意志に依るものであり、中国の行政・領土的保全を約する九カ国条約の遵守と満洲国の承認は矛盾するもので無かった。
  • 3:日本は内蒙古を中国本土とは異なる地域として扱かっていたが、現地の政治権力上は中国内の自治行政区画に留められた。
  • 地方自治の為に設置された組織。現地の意向に関係なく、日本には中央政府へ発展させる意図がなかった。
  • :大東亜会議開催(1943年)以前に消滅した組織。
  • :日本政府から政府承認を受ける前に消滅した組織。