自衛隊タイ派遣

自衛隊タイ派遣(じえいたいタイはけん)は、タイ王国への国際緊急援助法に基づく自衛隊派遣。

概要

2004年12月26日インドネシアスマトラ島北西沖で地震が発生(スマトラ島沖地震)。インド洋沿岸に大津波が襲った。

テロ対策特別措置法に基づくインド洋補給支援活動(自衛隊インド洋派遣)を終えた第10次派遣海上補給支援部隊の護衛艦「きりしま」、「たかなみ」、補給艦「はまな」の3隻・約600名が日本へ向けマレーシア東方を航行していたため、大野功統防衛庁長官は派遣命令を発出した。

タイ王国プーケット島沖に展開し、捜索・救助活動を行った。1月1日までに57名の遺体を収容した。

沿革

  • 2004年(平成16年)
    • 12月28日 - 防衛庁長官が派遣命令を発出
    • 12月29日 -海上自衛隊艦艇がプーケット島沖に到着、捜索活動を開始
    • 12月30日 - 護衛艦搭載のSH-60Jヘリコプターで国際緊急援助隊救助チーム12名と機材をカオラックからピピ島へ輸送
  • 2005年(平成17年)
    • 1月1日 - 防衛庁長官が撤収命令を発出
    • 1月10日 - 「はまな」が佐世保基地に到着
    • 1月11日 - 「きりしま」、「たかなみ」が横須賀基地に到着

関連項目

外部リンク

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  • スマトラ沖大規模地震及びインド洋津波における国際緊急援助活動について - 海上自衛隊