終身官

終身官(しゅうしんかん)とは、本人の自発的な退任もしくは重大な不祥事による懲戒処分を受けない限り、死亡するまでその任を解かれることのない官僚官吏のことである。

君主は、マレーシアのように任期制を設けている例外を除いて通常は終身制(日本のように退位の規定すら無い場合もある)であるが、終身官には含めないことが多い。また、独裁国家・社会主義国家最高指導者第一書記書記長総書記)は、形式上の規定がどうなっていようと実際には終身制同様になっていることが多い。たとえば、ソビエト連邦最高指導者は、失脚したニキータ・フルシチョフミハイル・ゴルバチョフ以外は全員死ぬまで在任している。

以下に、主な終身官とされている役職を挙げる。

現在の主な終身官

以前の主な終身官

脚注

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  1. ^ 習近平氏、「終身」可能に 中国・全人代が憲法改正承認 BBC
  2. ^ 神戸史雄 2005, p. 164.
  3. ^ 司法制度について 最高裁判所を中心に 日本証券経済研究所
  4. ^ “ドイツ(州レベル)における裁判官の人事制度” (PDF). 裁判官の人事評価の在り方に関する研究会. 最高裁判所 (2001年10月23日). 2020年12月1日閲覧。
  5. ^ 中日新聞 学士院会員選定を報告 県立大・西沢学長 知事を訪問「大学 さらに発展させる」
  6. ^ 神戸史雄 2005, p. 101.

参考文献

  • 神戸史雄『イギリス憲法読本』丸善出版サービスセンター、2005年(平成17年)。ISBN 978-4896301793。 
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