広島文教女子大学短期大学部
広島文教女子大学短期大学部 | |
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大学設置 | 1962年 |
創立 | 1948年 |
廃止 | 2005年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人武田学園 |
本部所在地 | 広島県広島市安佐北区可部東1-2-1 |
学部 | 生活科学科 食物栄養学科 食物専攻[1] 食物栄養専攻[1] 国文学科[2] 英文学科[2] 幼児教育学科[3] |
研究科 | 栄養専攻 |
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広島文教女子大学短期大学部(ひろしまぶんきょうじょしだいがくたんきだいがくぶ、英語: Hiroshima Bunkyo Women's Junior College[4])は、広島県広島市安佐北区可部東1-2-1に本部を置いていた日本の私立大学である。1962年に設置され、2005年に廃止された。大学の略称は文短。学生募集は2001年度まで[5]。翌年度より広島文教女子大学への全面改組により短期大学は学生募集を停止し、2005年5月30日 正式廃止[6]。
概要
大学全体
- 学校法人武田学園により運営されていた日本の私立短期大学。1962年に可部女子短期大学として設置された。キャンパスは広島県広島市安佐北区内にあり最多で 5 学科を擁していたが、順次学科数の減少で最終的には 2 学科となった。
建学の精神(校訓・理念・学是)
- 広島文教女子大学短期大学部における建学の精神は「心を育て、人を育てる」となっている。
教育および研究
- 栄養士を養成する食物栄養学科があり、卒業後専攻科にて管理栄養士を目指すための専攻科があった。
- 食物栄養学科には「ソシオ会」と称した学会があった[7]。
- 生活科学科には「バイオテクノロジー」コースが設けられていたが、これは全国の女子短大では初めて設置されたものとなっていた[7]。
- かつては、保育者を養成も執り行っていた。
学風および特色
- 1948年に創設された可部女子専門学校に始まり、敗戦後の日本の状況を変えた[疑問点 – ノート]武田ミキが、新生日本の女子教育の一翼を担わんとして設立したものである。
沿革
- 1948年 可部女子専門学校が創設される。
- 1962年 可部女子短期大学(かべじょしたんきだいがく)として開学。当初は安佐郡可部町にあった。被服科を置く(在学者数:51人[8])
- 1964年 学科を増設。
- 食物栄養科:在学者数74[9]
- 食物専攻
- 栄養専攻
- 食物栄養科:在学者数74[9]
- 1965年 学科を増設。
- 1966年 広島文教女子大学短期大学部と改称。
- 1967年 食物栄養科の栄養専攻を食物栄養専攻に改称。
- 1970年 幼児教育学科を増設(在学者数記載なし[11])。
- 学科名の変更が行なわれる。
- 国文科→国文学科
- 英文科→英文学科
- 被服科→服飾学科
- 食物栄養科→食物栄養学科
- 1989年 服飾学科を生活科学科に改称。食物栄養科栄養専攻を食物栄養学科に統合。
- 1996年 専攻科栄養専攻を設置。
- 2001年度をもって学生募集を終了[5]。
- 2005年5月30日 正式廃止[6]。
基礎データ
所在地
- 広島県広島市安佐北区可部東1-2-1
教育および研究
組織
学科
専攻科
- 栄養専攻
別科
- なし
取得資格について
- 栄養士:食物栄養学科を対象としていた。なお、専攻科栄養専攻は大学評価・学位授与機構に認定されており、管理栄養士の受験資格が得られるシステムとなっていた。
- 保母:幼児教育学科を対象としていた。
- 司書教諭
- 国文学科
- 英文学科
研究
学生生活
学園祭
- 広島文教女子大学短期大学部の学園祭は「文教祭」と呼ばれ、大学と混合で活動していた。
大学関係者と組織
大学関係者一覧
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歴代学長
施設
キャンパス
- 大学と共同使用となっていたため、短大独自の校舎はなかったようである。
寮
- 広島文教女子大学短期大学部には大学と同じく「淳風寮」と呼ばれる学生寮があった。
対外関係
系列校
卒業後の進路について
就職について
- 全学科を含めて、田村建設・森本組・松田組・三建産業・ジオシステム・シマヤ・オタフクソース・味の素・アヲハタ・チチヤス乳業・明治乳業・マツダ・横浜ゴム・タカラスタンダード・オンワード樫山・ジェイティービー・一畑電気鉄道・日本通運・そごう・福屋・天満屋・イズミ・ヤマダ電機・マイカル・伊藤忠食品・菱食・フランスベッド・ファイブフォックス・島根日産自動車・ヤナセ・富士産業・広島銀行・もみじ銀行・山陰合同銀行・山口銀行・伊予銀行・せとうち銀行・西京銀行・中央三井信託銀行・広島信用金庫・山口信用金庫・米子信用金庫・広島県信用組合・大分県信用組合・日本生命保険・富国生命保険・第一生命保険・明治安田生命保険・アコム・アイフル・SFCG・AIGエジソン生命保険などがある[7]。
編入学・進学実績
- 生活科学科:広島文教女子大学のほか島根大学・佐賀大学・日本福祉大学・広島修道大学・広島女学院大学などがある[7]。
- 食物栄養学科
- 国文学科:広島文教女子大学ほか山口大学などがある[7]。
- 英文学科:広島文教女子大学文学部ほか
- 幼児教育学科:広島文教女子大学文学部初等教育学科への編入学実績がある。
参考文献
- 『全国学校総覧』
- 『短期大学一覧』
- 『教員養成課程認定大学・短期大学等総覧』(全国高等学校長協会編。第一法規出版)
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『広島文教女子大学 広島文教女子大学短期大学部』:入学案内小冊子
脚注
[脚注の使い方]
- ^ a b c d 募集は1989年度入学生まで。
- ^ a b c d 募集は1999年度入学生まで。
- ^ a b 募集は1993年度入学生まで。1996年5月28日廃止。
- ^ a b CiNii雑誌-広島文教女子大学短期大学部研究紀要-より
- ^ a b 生活科学科・食物栄養学科のみ。
- ^ a b 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』290頁より。
- ^ a b c d e f 2000年度入学案内小冊子より
- ^ 昭和38年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す。)31頁より。
- ^ 昭和40年度版『総覧』34頁より。
- ^ a b 昭和41年度版『総覧』37頁より。
- ^ 昭和46年度版『総覧』45頁より。翌年度版同書P45に在籍者数「95」と表記あり。
関連項目
関連サイト
- 広島文教女子大学組織・沿革