天祖光教

天祖光教
天祖光教本部
設立 1942年
種類 宗教法人
法人番号 2180005001882 ウィキデータを編集
本部 日本の旗 日本 愛知県名古屋市守山区上志段味前山1432
公用語 日本語
教祖 清水信一
教主 清水照子
経典・聖典 『スフィンクスの声』
『歌聖典』
ウェブサイト http://www.tensokokyo.or.jp/(日本語)
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天祖光教(てんそこうきょう)は、新宗教の一つ。

1942年昭和17年)に「清水真照」こと清水信一が「蔽顔の救主(べいがんのくじゅ)・天降の救世寿(あものくせじゅ)」の名のもとに立教した新宗教である。

聖地を天母里(てんぼり)とし愛知県名古屋市守山区にある。信徒数は最盛期で約5万人。現在は約1万人。「明星天弥勒寿(みょうじょうてんみろくじゅ)」こと清水照子が一世二代教祖になり、2005年(平成17年)新たに無量海寿光が三代目教主として就任した。

教祖

清水信一は幼いころから不思議な霊力を持っていたと伝えられている。 13歳のころ福井県にて神隠しにあい、京都鞍馬山に入山する。当時行者会の長であった松岡日恵に迎えられその地で奥義を開いたとされる。以降、30歳まで国内各地はもとより、朝鮮半島満州を巡り、天地創造の神「天祖」より世の救いの啓示を受けたと伝えられている。

1958年(昭和33年)、七つの誓願(開運・延命・救霊・除災・安産・謝恩・繁栄)を成就する「日日点灯福寿無量」の救いの道を開顕。1969年(昭和44年)1月10日、霊身の「蔽顔の救世寿」となる。

教えについて

いづらの神火・とくさの神宝の救い

天降の救世寿が天祖のもとより降臨されたとき、「いづらの神火」と「とくさの神宝」を携えて来たとされる。

「いづらの神火」は、世の善悪を審判する天祖の叡智のこと。

「とくさの神宝」は、人類救済の秘厳(奇跡)を現す天祖の慈愛。罪によって真実を見失った人の心を、真人に切替える愛の恩寵です。

「いづらの神火」と「とくさの神宝」は、現象世界(現世)だけでなく、黄泉の世界(霊界)をも照らし、永遠の「天の光の御国」を出現るとされる。

聖典

スフィンクスの声と呼ばれる全体が文語体で書かれている聖典、九輯(きゅうしゅ/くのまき)と十輯(じゅっしゅ/とのまき)がある。 また、歌聖典(うたせいてん)と呼ばれる、教祖が作曲津川主一編曲による聖歌集がある。

『汝ら、正にスフィンクスの声を聞け、人類(ひとびと)よ、いざ迅速(すみや)かに自覚(めざ)めよ。汝ら、この生に無自覚(めざめず)して迷うは永遠の暗黒なり。汝ら、地獄の門も極楽の門も、即ち今生の中(うち)にあり。

さらば汝ら、今生の道に迷いて徒に来世の安楽を冀うは真に愚かなることなり。

汝ら、後の日に極楽(ハライソ)の門を潜るものとは思う勿れ、今生の道に極楽(ハライソ)の門を開きて、久遠実成の光明(ひかり)の真人となれかし。』


活動

祭典

主に本部で開かれる祭典は以下の通り。これらの祭りには全国から人が訪れる。

  • 元旦祭(1月1日)
  • 新年栄顕聖祝祭(本来は1月3日であるが、現在は1月第2日曜日)
  • 節分祭(本来は2月3日であるが、現在は2月第2日曜日)
  • 春季とくさまつり(本来は5月10日であるが、現在は5月の10日の週の日曜日)
  • 斎院聖祭(本来は6月第2日曜日であるが、現在は異なることがある)
  • 開闢誕生大祭(本来は8月第1日曜日であるが、現在は異なることがある)
  • 点灯大祭(本来は9月第1日曜日であるが、現在は異なることがある)
  • 秋季とくさまつり(本来は10月10日であるが、現在は異なることがある)

聖戒

第一聖戒(性の清め)
毎月18日~21日
第二聖戒(食の清め)
毎月5日~10日

※本来は祭典に関わらず決まっていたが、現在は祭典に合わせて変更される。

天降の聖歌コンサート

今までで愛知、大阪、和歌山で開催された。2005年(平成17年)には和歌山県東牟婁郡那智勝浦町で開催された。

子供練成大会

8月に天母里にて行われる。本来は小学生~中学生までが対象。
本来は修行的要素が強かったが、現在は一般の子供会と同じ形にて運営されている。

豆まき

節分祭と呼ばれ、毎年、本部・各支部で行われる。
一般的な「鬼は外」「福は内」の掛け声ではなく、「煎り豆に花咲く時は来にけり」のかけ声と共に豆を撒く。 参加者は「ごもっとも」と答えながら豆を拾う。

施設

  • 幸福の鈴塔(さちのすずのとう)
  • 聖無原罪処(せいむげんざいしょ)
  • 水晶宮小戸之真名水(すいしょうぐうおどのまなみず)
  • 東谷奇玉宮(とこくにくしたまぐう)

年間行事

  • 1月
    • 初詣・元旦祭(1日)
    • 新年栄顕聖祝祭(2~3日)
  • 2月
    • 節分祭
  • 3月
    • 真人青年練成会
  • 5月
    • 春季とくさまつり
    • 天母学院入学式
  • 6月
    • 斎院聖祭
    • 真人青年全国大会
  • 8月
    • 開闢誕生大祭
    • 夏季子供練成大会
  • 9月
    • 点灯大祭
  • 10月
    • 秋季とくさまつり
  • 11月
    • しめ縄行事
  • 12月
    • 餅つき行事
    • 救霊大厳行(30~1/3日)

支部

脚注

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参考図書

  • 吉田演男『あまつさかえとこはに 蔽顔の救主の御足跡を探ねて』今日の話題社、2011年、ISBN 9784875656036

外部リンク

  • (宗) 天祖光教公式サイト
  • 天降の救世寿を慕いて
戦前までに日本で発祥した新宗教
神道

黒住教 (1814年) - 禊教 (1840年) - 神習教 (1857年) - 香取金光教 (1857年) - 金光教 (1859年) - 神道修成派 (1869年) - 神道大教 (1872年) - 出雲大社教 (1873年) - 神理教 (1880年) - 御嶽教 (1882年) - 大本 (1892年) - 荒薙教 (1900年) - 一燈園 (1905年) - 心教 (1905年) - 神国教 (1908年) - PL教団 (1916年) -
神道天行居 (1927年) - 松緑神道大和山 (1930年) - 生長の家 (1930年) - 玉光神社 (1932年) - 世界救世教 (1935年) - 璽宇 (1941年)

仏教

如来教 (1802年) - 本門佛立宗 (1857年) - 国柱会 (1884年) - 日本山妙法寺大僧伽 (1917年) - 念法眞教 (1925年) - 一切宗 (1928年) - 解脱会 (1929年) -
霊友会 (1930年) - 創価学会 (1930年) - 在家日蓮宗浄風会 (1931年) - 孝道教団 (1936年) - 真如苑 (1936年) - 立正佼成会 (1938年) - 思親会 (1938年) - 冨士大石寺顕正会 (1942年) - 浄土真宗華光会 (1942年)

天理

天理教 (天保9年) - 転輪王教会 (慶応元年) - 天輪王明誠教団 (明治21年) - 大同教 (明治33年) - 朝日神社 (明治40年) - 茨木一派 (明治44年) - ほんみち (大正2年) -
天理三輪講 (昭和6年) - 天理神之口明場所 (昭和12年) - 太道教 (昭和15年) - 神一条教 (昭和17年) - 天理甘露台 (昭和17年) - 日月教 (昭和17年)

その他

天祖光教 (1942年)

神道
教派神道
大本
救世教
その他
仏教
法華
霊友会
日蓮正宗
密教
浄土
その他
オウム
天理教
宗派
ほんみち
その他
  • 八楽会教団(1946年)
  • 大徳寺昭輝の天命庵
  • 神光苑(1952年)
  • 天真教真祐殿教会(1958年)
  • おうかんみち
  • 人間甘露台
  • 櫟本分署保存会
キリスト教
日本発祥系
アメリカ発祥系
中国発祥系
朝鮮半島発祥系
フランス発祥系
オーストラリア発祥系
ウガンダ発祥系
イスラム教
ヒンドゥー教
その他民族宗教
民間宗教
精神修養団体・
心霊研究系
宇宙人
UFO宗教系
シンクレティズム
関連項目
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