四十九駅

四十九駅
駅入口(2018年3月)
しじゅく
SHIJUKU
(イオンタウン伊賀上野前)
桑町 (0.7 km)
(1.5 km) 猪田道
地図かつては南側に四十九駅(近鉄)があった
所在地 三重県伊賀市四十九町
北緯34度44分53.5秒 東経136度8分13.2秒 / 北緯34.748194度 東経136.137000度 / 34.748194; 136.137000座標: 北緯34度44分53.5秒 東経136度8分13.2秒 / 北緯34.748194度 東経136.137000度 / 34.748194; 136.137000
所属事業者 伊賀鉄道
所属路線 伊賀線
キロ程 6.5 km(伊賀上野起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
87人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 2018年平成30年)3月17日
備考 無人駅
テンプレートを表示
(旧)四十九駅
駅跡地(2017年12月)
しじゅうく
SHIJŪKU
桑町 (1.0 km)
(1.2 km) 猪田道
地図
所在地 三重県上野市四十九
北緯34度44分44.4秒 東経136度8分15.7秒 / 北緯34.745667度 東経136.137694度 / 34.745667; 136.137694 ((旧)四十九駅)
所属事業者 近畿日本鉄道
所属路線 伊賀線
キロ程 6.8 km(伊賀上野起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1922年大正11年)7月18日
廃止年月日 1969年昭和44年)5月15日
テンプレートを表示

四十九駅(しじゅくえき[注釈 1])は、三重県伊賀市四十九町にある、伊賀鉄道伊賀線である。副駅名はイオンタウン伊賀上野前(イオンタウンいがうえのまえ)。

伊賀市街の南の玄関にあたる。なお、隣の桑町駅も同じ四十九町にある。

歴史

開設当時は伊賀鉄道(旧)の駅として開業し、社名変更・会社合併・路線譲渡・戦時合併を経て近畿日本鉄道の駅となった。第二次世界大戦中の1945年昭和20年)に営業を休止し、1969年(昭和44年)に廃止した。当時の駅名は「しじゅく」と呼んでいた。その後、四十九町自治会が2014年(平成26年)に伊賀鉄道への新駅設置を求めた請願を提出し[1]、伊賀市議会で採択され[2]、旧駅の300メートル北にあるイオンタウン伊賀上野の裏に新駅が建設された。2017年(平成29年)7月に着工し、総工費約2億4,600万円をかけて建設した新駅[3]2018年(平成30年)3月17日に伊賀鉄道(新)の駅として再開業した[4]

年表

  • 着工前の新・四十九駅予定地(2017年8月)
    着工前の新・四十九駅予定地(2017年8月)
  • 工事中の新・四十九駅予定地(2017年12月)
    工事中の新・四十九駅予定地(2017年12月)

駅構造

単式ホーム1面1線を持つ地上駅で、勾配の途中にあるため標準よりプラットホームを10メートル長い約47メートルとし、自動列車停止装置 (ATS) を設置するなどの対策が行われた[5]。なお、当駅は駅北東側の踏切付近から長さ約34メートルのスロープを線路と並行して歩くとホームに上がれるバリアフリー構造となっている[9]

利用状況

2019年1月から業務を始める伊賀市役所新庁舎の最寄り駅で、市は1日当たりの利用者を営業初年で片道150人、新庁舎開庁後は同200人と見込んでいる。

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[10]。なお、2017年度の実営業日数は15日である。

年度 一日平均
乗車人員
2017年 38
2018年 49
2019年 87

当駅乗降人員

近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[11]

  • 2018年11月13日:165人(乗車:81人、降車:84人)

駅周辺

駅西側にショッピングセンターがあり、それに沿って国道422号(青山街道)が通る。国道から南西へ進むと総合病院に至る。駅東側には弁柄を製造する工場があり、近隣に公共職業安定所(ハローワーク)がある。東へ抜けると伊賀市役所や三重県伊賀庁舎に至る。

西側
東側

バス路線

駅付近に停留所が点在する。ここでは「四十九駅」・「イオンタウン伊賀上野」・「本郷口」の各停留所を紹介する。

四十九駅
イオンタウン伊賀上野
  • 上野コミュニティバス(にんまる)
    • 内回り循環
      • 西コース:上野市駅 行
    • 外回り循環
      • 西コース:上野市駅 行
本郷口
  • 三重交通
  • 上野コミュニティバス(にんまる)
    • 内回り循環
      • 西コース:上野市駅 行
    • 外回り循環
      • 西コース:上野市駅 行

隣の駅

伊賀鉄道
伊賀線
桑町駅 - 四十九駅 - 猪田道駅

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 1969年に廃止された旧駅の読みは「しじゅうくえき」、所在地の「四十九町」は「しじゅくちょう」。

出典

  1. ^ “平成26年第4回伊賀市議会(定例会) 請願文書表” (PDF). 伊賀市 (2014年6月5日). 2022年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月29日閲覧。 “(※要旨は「伊賀鉄道(伊賀線)に新駅設置を求めることについて」を参照)”
  2. ^ “平成26年第4回伊賀市議会(定例会)”. 伊賀市 (2021年3月23日). 2022年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月29日閲覧。
  3. ^ 燧正典「三重)新「四十九駅」 3月中旬に供用開始へ 伊賀鉄道」『朝日新聞デジタル』、2018年2月14日。2023年9月29日閲覧。オリジナルの2018年2月13日時点におけるアーカイブ。
  4. ^ a b 「73年ぶり「四十九駅」 桑町-猪田道間に来春 名称決定 /三重」『毎日新聞』、2017年10月4日。2023年9月29日閲覧。オリジナルの2018年8月18日時点におけるアーカイブ。
  5. ^ a b “市政運営会議資料 伊賀鉄道伊賀線新駅整備実施設計の概要について” (PDF). 伊賀市 (2016年7月7日). 2022年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月29日閲覧。
  6. ^ “四十九駅の副駅名を「イオンタウン伊賀上野前」とし、各駅等に掲出します” (PDF). 伊賀鉄道 (2019年6月21日). 2023年9月29日閲覧。
  7. ^ 「「四十九駅」の副駅名、「イオンタウン伊賀上野前」に 月2万5000円、商業施設が命名権 /三重」『毎日新聞』、2019年6月22日。2023年9月29日閲覧。オリジナルの2021年9月3日時点におけるアーカイブ。
  8. ^ “四十九駅の副駅名が「イオンタウン伊賀上野前」に 明日6月25日(火)には除幕式も - 伊賀鉄道”. 鉄道チャンネル. エクスプレス (2019年6月25日). 2023年9月29日閲覧。
  9. ^ “工事現場で地元自治会に説明会 伊賀鉄道四十九駅”. 伊賀タウン情報YOU. 株式会社ユー (2017年10月3日). 2022年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月4日閲覧。
  10. ^ 三重県統計書 - 三重県
  11. ^ 伊賀線 乗降人員 - 伊賀鉄道

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、四十九駅に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • 四十九駅 - 伊賀鉄道
  • 表示
  • 編集