台湾第二原子力発電所

台湾第二原子力発電所
台湾第二原子力発電所
台湾第二原子力発電所の位置(台湾内)
台湾第二原子力発電所
台湾における台湾第二原子力発電所の位置
中華民国の旗 台湾
座標 北緯25度12分9.576秒 東経121度39分45.54秒 / 北緯25.20266000度 東経121.6626500度 / 25.20266000; 121.6626500 (台湾第二原子力発電所)座標: 北緯25度12分9.576秒 東経121度39分45.54秒 / 北緯25.20266000度 東経121.6626500度 / 25.20266000; 121.6626500 (台湾第二原子力発電所)
運営者 台湾電力
原子炉
運転中 2 x 985 MW
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台湾第二原子力発電所(たいわんだいにげんしりょくはつでんしょ、正体字: 第二核能發電廠)とは台湾中華民国新北市万里区にある台湾電力が運営する原子力発電所である。地名をとって国聖(クオション)発電所とも呼ばれる。

概略

経済発展に伴い台湾第一原子力発電所に続き1975年台湾北部に着工された原子力発電所。台湾の他の原子力発電所と同様に二基が建設されている。

台湾第一原発と同様に原子炉がゼネラル・エレクトリック、発電機がウェスティングハウス・エレクトリックにより製造された沸騰水型原子炉。ただし、形式は異なっておりMarkIではない。台湾の中心都市台北市の北23Kmに位置しており、第一原子力発電所よりさらに大都市に近い。98.5万kw級の沸騰水型原子炉(BWR)二基を持ち、現在稼働中の台湾の原発の中で最も大きな規模を誇っている。使用済み燃料棒の貯蔵数も第一と第三原発の合計数に匹敵しており、台湾において最大である。

2012年3月に構造物を直接に基礎に据え付けるためのアンカーボルトのうち、7本が断裂するという重大な事故を引き起こしている[要出典]

2号機は、2016年5月に施設故障が発生し、大規模な改修工事を行っていた[1]。2018年1月に工事が完了し、3月に行政院原子能委員会に再稼働の認可を受け、運転開始したものの自動停止した[1]。2018年6月5日に再稼働し、17日からフル稼働に入った[2]

老朽化に伴い、1号機は2021年12月27日に、2号機は2023年3月14日にそれぞれ営業運転を終了した。

原子炉[3] 出力(ネット値) 出力(グロス値) 起工日 臨界開始日 商業発電開始日 運転終了日
一号炉 948 MW 985 MW 1975年11月19日 1981年05月21日 1981年12月28日 2021年12月27日
二号炉 948 MW 985 MW 1976年03月15日 1982年06月29日 1983年03月16日 2023年03月14日

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “[台湾] 第2(国聖)原子力発電所2号機が再稼働 - 海外電力関連 トピックス情報”. 電気事業連合会 (2018年7月9日). 2020年8月9日閲覧。
  2. ^ “[台湾] 第2(国聖)原子力発電所2号機が6月17日からフル稼働 - 海外電力関連 トピックス情報”. 電気事業連合会 (2018年7月20日). 2020年8月9日閲覧。
  3. ^ “Taiwan, China”. IAEA (2020年8月8日). 2020年8月9日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 台湾原発マップ
  • 2013台灣環境輻射地圖(第二原子力発電所周辺の空間線量)
  • 台電第二核能發電廠簡介
  • 第二廠環境監測即時資料
中華民国の旗 中華民国台湾)の原子力産業
原子力発電所
運転中
廃炉中
研究機関
設備製造事業者
電気事業者
行政組織など
  • 行政院原子能委員会
  • 放射線モニタリングセンター(輻射偵測中心)
  • 放射性物料管理局
  • 蘭嶼(低レベル放射性廃棄物中間貯蔵)