久美浜原子力発電所

久美浜原子力発電所
久美浜原子力発電所の位置(日本内)
久美浜原子力発電所
日本における久美浜原子力発電所の位置
日本の旗 日本
座標 北緯35度39分20.6秒 東経134度52分51秒 / 北緯35.655722度 東経134.88083度 / 35.655722; 134.88083 (久美浜原子力発電所)座標: 北緯35度39分20.6秒 東経134度52分51秒 / 北緯35.655722度 東経134.88083度 / 35.655722; 134.88083 (久美浜原子力発電所)
運営者 関西電力
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久美浜原子力発電所(くみはまげんしりょくはつでんしょ)は、関西電力京都府熊野郡久美浜町(現京丹後市)に建設を計画していた原子力発電所2006年3月に計画中止となった[1]

計画内容

当初は120万kW級2基。最終的には6基、計720万kWまで増設可能とするものであった[2]

経緯

1975年5月、関西電力より当時の久美浜町に対し、兵庫県境に近い蒲井地区に原子力発電所設置のための環境調査実施の申し入れがなされた[3]。その後約30年にわたり、蒲井地区および隣接する旭地区をはじめとする久美浜町住民を二分する論争が巻き起こされることとなった[3]2004年4月に久美浜町を含む6町が合併し京丹後市が誕生。市では、旧久美浜町以外の住民からの理解が得られないなどの理由により[4]2006年2月に事前調査の撤回を要請、これを受け関西電力では同年3月8日に、市に対し計画の中止を伝えた[5][1]。京丹後市では蒲井・旭地域振興計画を策定。論争中は手付かずとなっていた同地域の振興について、廃校舎を活用した宿泊施設「風蘭の館」[6]や滞在型市民農園「京丹後市蒲井シーサイドクラインガルテン」[7]など、原発立地に頼らない地域づくりを目指すとしている[4]

脚注

  1. ^ a b 2006年3月8日付関西電力プレスリリース
  2. ^ 2011年3月、日本共産党京都府議会報告 (PDF)
  3. ^ a b 中嶌哲演、土井淑平『大飯原発再起動と脱原発列島』批評社、2013年、88p
  4. ^ a b 原発立地に頼らない地域づくり(京丹後市公式サイト)
  5. ^ 2006年3月8日付47NEWS(共同通信)
  6. ^ 2007年9月6日付京都建設タイムス
  7. ^ 2011年3月23日付京丹後市農政課発報道資料 (PDF)
日本の旗 日本の原子力産業
原子力発電所
北海道電
東北電
東電HD
中部電
  • 浜岡(3基、1基計画中、2基廃炉作業中)
北陸電
関電
  • 美浜(1基、1基構想中、2基廃炉作業中) - 大飯(2基、2基廃炉作業中) - 高浜(4基)
中国電
  • 島根(1基、1基建設中、1基廃炉作業中) - 上関(2基計画中)
四電
  • 伊方(1基、2基廃炉作業中)
九電
  • 玄海(2基、2基廃炉作業中) - 川内(2基、1基計画中)
沖縄電
  • なし
日本原電
電源開発
原子力機構
計画が中止された
原子力発電所
北海道電
東北電
中部電
北陸電
関電
中国電
  • 豊北
四電
九電
研究施設
原子力機構
量研
  • 那珂研JT-60 - 高崎研(TIARA) - 関西研SPring-8
京大
近大
福大
核燃料サイクル関連
設備製造事業者
業界団体
行政組織
その他
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