モーゼス夢

モーゼス夢（モーゼスゆめ、1988年 2月1日 - 、男性）は、日本のモデル、俳優、スポーツタレント。元陸上ハードル選手。身長186cm。兵庫県尼崎市出身^[2]。日本人とアメリカ人のハーフ^[3]。2013年（平成25年）3月まではミキハウスの陸上部に所属しており、2014年（平成26年）から2015年（平成27年）までは芸能事務所B-TOKYOに所属。2016年（平成28年）からはリミックスに所属している。

人物・エピソード

黒人系のアメリカ人の父親と、日本人の母親の間に生まれた。父親はアメリカからやって来たプロダンサーで日本でも活躍している^[3]^[4]。なお、モーゼス夢の兄であるモーゼス未来も大学生のときまでハードルの選手（400m）だった。モーゼス夢は中学生のときに陸上を始め、ハードル選手としてオリンピックを目指していた。国際武道大学1年、2年生のときに日本ジュニアを連覇。大学時代の2009年（平成21年）に全日本インカレ陸上優勝^[2]^[5]。スーパー陸上2009では、日本人最高の2位となった^[3]。

大学生時代、陸上での疲労骨折が原因で練習が出来ない時期に知り合いから、「モデルをやってみないか」と誘われてモデルデビュー。モデルと陸上で迷っていた時期があったが、大学のコーチに、モデルと陸上とを中途半端にやらないで、と言われたため陸上で結果を出してから芸能界にいくことを決めていた。大学卒業後の2010年（平成22年）にミキハウスに実業団選手として入社する際には1月21日付のスポーツ報知で報道された^[6]。

ミキハウスでは、アスリート1本でオリンピック出場を目指し、2012年開催のロンドン五輪と2016年開催のリオ五輪に向けて励んでいたが、2013年（平成25年）3月末にミキハウスを退社^[7]。モデル活動に絞り、2015年（平成27年）からは『炎の体育会TV』などスポーツタレントとしてもテレビ出演している。

目標のタレントは照英、ケインコスギ。織田信長の家臣だった黒人侍・ヤスケのような存在も目指している^[2]。

主な出演作品

バラエティ

run for money 逃走中（2014年 - ）フジテレビ系 - ハンター
ヒルナンデス!（2015年6月16日）日本テレビ系
炎の体育会TV（2015年10月31日 - ）TBS系 - 体育会陸上部新メンバー
水曜日のダウンタウン（2017年4月26日、8月30日）TBS系

ドラマ

『人間の証明』（テレビ朝日、2017年4月） - ウィルシャー・ヘイワード役^[8]
- 俳優デビュー1作目^[9]
『あなたの番です』（日本テレビ、2019年7月） - マイケル・デイビス役
『青のSP—学校内警察・嶋田隆平—』第5話（フジテレビ系列、2021年2月9日）- マーカス瑠偉役

主な戦績

国際大会

年	大会	場所	種目	結果	記録	備考
2009	東アジア競技大会 (en)	香港	110mH	5位	14秒12

日本選手権

年	大会	場所	種目	結果	記録
2008	日本選手権	川崎市	110mH	予選棄権	DNS
2009	日本選手権	広島市	110mH	7位	13秒89 (+1.6)
2010	日本選手権	丸亀市	110mH	準決勝1組5着	13秒86 (+1.2)
2011	日本選手権	熊谷市	110mH	7位	14秒10 (-0.1)
2012	日本選手権	大阪市	110mH	予選3組7着	16秒97 (+0.0)

その他

2006年
- 第75回日本インカレ 110mH 準決勝3組6着 14秒58 (+0.3)
- 第22回全日本ジュニア選抜 110mH 優勝 14秒27 (+0.1)
2007年
- 第86回関東インカレ 1部 110mH 6位 14秒26 (+0.1)
- 第76回日本インカレ 110mH 準決勝1組6着 14秒26 (-0.2)
- 第23回全日本ジュニア選抜 110mH 優勝 14秒16 (+0.0)
2008年
- 第87回関東インカレ 2部 110mH 3位 14秒48 (+1.1)
- 第77回日本インカレ 110mH 準決勝2組6着 14秒33 (-1.1)
2009年
- 2009JDTオープニングフェスタ 110mH タイムレース 2位 14秒07 (+3.1) / 第2レース優勝 14秒07 (+3.5)
- 第3回岩壁杯 110mH 優勝 14秒12 (+0.8)
- 第88回関東インカレ 1部 110mH 優勝 13秒93 (-2.1)
- スプリント挑戦記録会 110mH 優勝 13秒77 (+1.0)
- 第78回日本インカレ 110mH 優勝 13秒76 (+1.8)　※自己ベスト、大阪学生記録
- スーパー陸上2009 110mH 2位 13秒77　※日本人1位
- 第49回実学対抗 110mH 2位 13秒89 (+0.5)
2010年
- 第44回織田記念 110mH 4位
- 大阪グランプリ2010 110mH 4位 13秒78 (-0.4)
- 第54回関西実業団 110mH 優勝 13秒80 (+1.4)　※大会記録
- 第7回トワイライトゲームス 110mH 3位 14秒02 (-0.6)
- スーパー陸上2010 110mH 5位 13秒85
- 第58回全日本実業団 110mH 優勝 13秒93 (+0.2)
- 第65回国民体育大会成年110mH 3位 13秒95 (-0.9)
2011年
- 第46回織田記念 110mH 4位 13秒72 (+2.4)
- ゴールデングランプリ2011 5位 13秒88 (-2.2)
- 大邱国際選手権 110mH 8位 14秒04
- 第59回全日本実業団 110mH 2位 13秒83 (+1.7)
- 第66回国民体育大会成年110mH 予選2組5着 14秒11 (-0.3)
2012年
- 第46回織田記念 B 110mH 6位 13秒98 (+1.1)
- 2012年度水戸招待陸上招待男子110mH(B) 4位 14秒07 (-0.3)
- 第60回全日本実業団 110mH 5位 14秒03 (-0.1)
- 平成24年度香川カーニバル 110mH 4位 14秒03 (+0.2)

脚注

[脚注の使い方]

^ “第５回東アジア競技大会（2009/香港）日本代表選手団入賞者一覧” (PDF). 公益財団法人日本オリンピック委員会. 2020年3月4日閲覧。
^ ^a ^b ^c モーゼス夢 (@MOSEman111111) - X（旧Twitter）
^ ^a ^b ^c “110障害モーゼス夢惜しい自己新／陸上”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2009年9月24日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/super/2009/news/p-sp-tp0-20090924-547309.html
^ Cleveland Moses Jr. プロフィール
^ 全日本インカレ2009年陸上大会結果男子100MH
^ ミキハウスコーポレートサイトニュース（2010年2月13日）
^ オフィシャルブログ（2013年3月24日）
^ 「NEW TOPICS――ドラマスペシャル『人間の証明』」（Remix公式サイト）
^ モーゼス夢Twitter（2017年2月25日）

外部リンク

モーゼス夢 Moses yume (@MOSEman111111) - X（旧Twitter）
モーゼス夢 Moses yume (@DREAMER0201) - Instagram
モーゼス夢 (尼崎の黒豹) (yume.moses) - Facebook
モーゼス夢（Remix公式サイト）
モーゼス夢オフィシャルブログ「Dreamer Moses」 - Ameba Blog（陸上競技選手時代のブログ）
陸上競技選手時代（ミキハウススポーツクラブ所属時代）のプロフィール - ウェイバックマシン（2013年3月29日アーカイブ分）

表話編歴全日本実業団対抗陸上競技選手権大会男子110mハードル優勝者
1953: 谷本英樹 1954: 黒杉豊 1955: 中島武彦 1956: 中島武彦 1957: 中島武彦 1958: 中島武彦 1959: 安田寛一 1960: 安田寛一 1961: 安田寛一 1962: 森谷昭 1963: 安田寛一 1964: 安田寛一 1965: 浜田芳延 1966: 田中章 1967: 浜田芳延 1968: 浜田芳延 1969: 中山純男 1970: 渡部近志 1971: 渡部近志 1972: 大木繁男 1973: 大木繁男 1974: 大木繁男 1975: 度会修一 1976: 平山信夫 1977: 柏崎勝美 1978: 平山信夫 1979: 柏崎勝美 1980: 伊丹悟志 1981: 山村康夫 1982: 花田慎 1983: 前野一浩 1984: 戸田孝一 1985: 山脇浩一 1986: 下河辺昭二 1987: 戸田孝一 1988: 手平裕紀 1989: 杉井将彦 1990: 岩崎利彦 1991: 松久孝弘 1992: 渡部充 1993: 穂木宣昭 1994: 穂木宣昭 1995: 松久孝弘 1996: 小苗久信 1997: 小苗久信 1998: 下鳥達也 1999: 谷川聡 2000: 井上将憲 2001: 浅見公博 2002: 谷川聡 2003: 内藤真人 2004: 谷川聡 2005: 谷川聡 2006: 内藤真人 2007: 田野中輔 2008: 大橋祐二 2009: 首藤貴之 2010: モーゼス夢 2011: 岩船陽一 2012: 古川裕太郎 2013: 古川裕太郎 2014: 矢澤航 2015: 能登谷雄太 2016: 矢澤航 2017: 増野元太 2018: 高山峻野

全日本実業団対抗陸上競技選手権大会男子110mハードル優勝者