ホンダ・ズーマー

ズーマーZOOMER)は、本田技研工業が製造販売していたスクータータイプのオートバイのシリーズ商標である。

モデル一覧

ZOOMER

ホンダ・ズーマー
ホンダズーマー2017年製
基本情報
排気量クラス 原動機付自転車
メーカー 日本の旗本田技研工業
車体型式 JBH-AF58
エンジン AF69E型 49 cm3 4ストローク
水冷単気筒
内径×行程 / 圧縮比 37.8 mm × 44.0 mm / 12.0:1
最高出力 3.1kW(4.2ps)/8,500rpm
最大トルク 4.0Nm(0.41kg-m)/5,500rpm
乾燥重量 87 kg
      詳細情報
製造国 日本の旗 日本
製造期間 2001年-2017年
タイプ スクーター
設計統括 Nプロジェクト
デザイン 山崎隆之[1]
フレーム 鋼管アンダーボーン
全長×全幅×全高 1860 mm × 735 mm × 1025 mm
ホイールベース 1265 mm
最低地上高
シート高 735 mm
燃料供給装置 燃料噴射装置 (PGM-FI)
始動方式 セルフ式(キック式併設)
潤滑方式 圧送飛沫併用式
駆動方式 Vベルト式オートマチック
変速機 無段変速
サスペンション 正立テレスコピック式
ユニットスイング式
キャスター / トレール 26°30′° / 75 mm
ブレーキ 機械式リーディングトレーリング
機械式リーディングトレーリング
タイヤサイズ 120/90-10 57J
130/90-10 61J
最高速度
乗車定員 1人
燃料タンク容量 4.8 L
燃費 75 km/L
カラーバリエーション
本体価格 236,250円(税込)
備考
先代
後継
姉妹車 / OEM
同クラスの車
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2001年6月に発売された排気量49㏄の原動機付自転車である。先発していたエイプに続くNプロジェクト[注 1]第2弾として発売され、主に個性を主張する若者をターゲットとした。スクーター特有のプラスチックカバーがないネイキッドスタイル・前後極太タイヤ・デュアルヘッドライトなど新感覚デザインが採用された。

フレームは外装部品で隠されてしまう事が多いが、本モデルではデザインの一部とするシンプルな構造で、カスタムベース車両としての用途も広い。整備士資格を持たない素人でも比較的簡単に分解と組み立てができるためショップだけでなく個人レベルでもエンジンのチューニングや改造が楽しまれており、日本国内外のメーカーから数多くのパーツが発売された。

2002年より日本国外へも輸出されており、欧州仕様は同じ名称だが、北米仕様では Ruckus(ラッカス) という名称で販売されている。

2007年10月にマイナーチェンジが行われ、自動車排出ガス規制対応のため燃料噴射装置を搭載。

2016年7月1日に施行された欧州Euro4とWMTCを参考とした規制値および区分[2]の平成28年排出ガス規制[3]をクリアすることが難しいことから、平成24年規制に基く継続生産車である本モデルは2017年8月31日をもって生産終了となった[4]

ZOOMER?X

ZOOMER-X

2012年(平成24年)に発表。生産はタイ王国バンコク都ラートクラバン区にあるタイホンダ・マニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドで行われ、タイ国内での販売は二輪車販売部門A.P.ホンダが担当する。

車体デザインは50ccモデルよりボリュームを増やした角型スタイルとなり、ホイールは前後12インチにし、一部モデルと後述する日本国内向け仕様はコンビブレーキを搭載。また一部グレードは前輪をディスクブレーキとした。エンジンはタイ国内向けモデルであるスクーピー・iやクリックと共通の排気量108㏄空冷4ストロークエンジンを搭載。

日本国内向け仕様は、2013年(平成25年)のモーターサイクルショーで市販予定車として展示[5]、同年6月14日より正規輸入発売。2016年に生産終了となった。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 若者のライフスタイルに合う魅力的な製品を開発するNEWプロジェクトの略で後発2車はバイトならびにソロ

出典

  1. ^ “第十回 SCSK Designers Forum アフターレポート(2013年11月27日)”. イベント・セミナー(2013年). 開催予定のイベント・セミナー. SCSK. 2022年12月4日閲覧。
  2. ^ 環境省・自動車排出ガス専門委員会(第54回)配付資料 54-2 二輪車の排出ガス規制に関する国際基準調和の動向等について (PDF) - 小排気量車の数値と区分が日本と欧州で異なる。
  3. ^ “ディーゼル重量車及び二輪車の排出ガス規制を強化します。”. 国土交通省自動車局環境政策課 (2015年7月1日). 2017年3月24日閲覧。
  4. ^ モータファン ニューストピック 9月突入で生産終了モデルがズラリ! SR400もアドレスV125も……カタログモデル激減(涙) 2017年9月3日
  5. ^ 「第29回 大阪モーターサイクルショー2013」「第40回 東京モーターサイクルショー」出展概要 ? ホンダ・ニュースリリース 2013年3月12日

関連項目

外部リンク

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  • ホンダ・ズーマー
  • ホンダUSA・Ruckus 2016
  • ホンダ・ズーマーX
  • タイホンダ・ZOOMER?X
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