ビランテロール

Vilanterol
IUPAC命名法による物質名
  • 4-{(1R)-2-[(6-{2-[(2,6-Dichlorobenzyl)oxy]ethoxy}hexyl)amino]-1-hydroxyethyl}-2-(hydroxymethyl)phenol
臨床データ
法的規制
識別
ATCコード R03AK10 (WHO) (+fluticasone(英語版))
R03AL03 (WHO) (+umeclidinium(英語版))
PubChem CID: 10184665
ChemSpider 8360167
KEGG D09696
ChEBI CHEBI:75037
化学的データ
化学式C24H33Cl2NO5
分子量486.43 g/mol
  • c1cc(c(c(c1)Cl)COCCOCCCCCCNC[C@@H](c2ccc(c(c2)CO)O)O)Cl
  • InChI=1S/C24H33Cl2NO5/c25-21-6-5-7-22(26)20(21)17-32-13-12-31-11-4-2-1-3-10-27-15-24(30)18-8-9-23(29)19(14-18)16-28/h5-9,14,24,27-30H,1-4,10-13,15-17H2/t24-/m0/s1
  • Key:DAFYYTQWSAWIGS-DEOSSOPVSA-N
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ビランテロール(Vilanterol)は、長時間作用型交感神経β2受容体作動薬(英語: ultra-long-acting β2 adrenoreceptor agonist (ultra-LABA)) の1つである。2015年現在、ビランテロールはトリフェニル酢酸との塩の形、すなわち、ビランテロールトリフェニル酢酸塩として利用されている。単剤では製剤化されておらず、配合剤として上市されており、全て、グラクソ・スミスクライン(GSK)の商品である。合成コルチコステロイド・フランカルボン酸フルチカゾンとの合剤のうち、レルベア100エリプタが気管支喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)の長期管理に、レルベア200エリプタが喘息の長期管理[1]に用いられ、長時間作用型抗コリン剤ウメクリジニウムとの合剤(アノーロ)がCOPDの長期管理[2]に用いられる。また、フランカルボン酸フルチカゾンおよびウメクリジニウムとの3成分配合剤の内、テリルジー100エリプタが喘息およびCOPDの長期管理に、テリルジー200エリプタが喘息の長期管理に用いられる。LABAの中では、比較的、速効性に優れているが、急性増悪時の使用は推奨されていない。

出典

  1. ^ “レルベア100エリプタ14吸入用/30吸入用/レルベア200エリプタ14吸入用/30吸入用 添付文書” (2015年11月). 2016年7月2日閲覧。
  2. ^ “アノーロエリプタ7吸入用/30吸入用 添付文書” (2016年5月). 2016年7月2日閲覧。
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