バスキ・プルナマ

バスキ・プルマナ
Basuki Tjahaja Purnama
鍾萬學
2017年5月30日撮影
生年月日 (1966-06-29) 1966年6月29日（58歳）
出生地 インドネシアの旗 インドネシア、バンカ・ブリトゥン州マンガル
出身校 トリサクティ大学（英語版）
現職 ジャカルタ特別州知事
公式サイト Ahok
第16代 ジャカルタ特別州知事
当選回数 1回
在任期間 2014年11月19日 - 2017年5月9日
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バスキ・プルナマ（インドネシア語: Basuki Tjahaja Purnama、中国語: 鍾萬學、1961年6月21日 - ）は、インドネシアの政治家。同国のジャカルタ特別州知事を務めた。客家出身であり、客家語でのは通称アホック（客家中国語:阿学）。

プロテスタントのキリスト教徒[1]。

来歴

1966年6月29日にバンカ・ブリトゥン州マンガルにて生まれた。ジャカルタへ移住後、トリサクティ大学（英語版）にて資源技術を専攻した。1989年に地質工学の理学士を卒業後、採掘契約を扱う会社を設立する為に故郷に戻った。

会社で2年間働いた後、彼はジャカルタのプラセトエイヤ モレヤ 経済ビジネススクールに入学、財務管理を専攻した。卒業後はPT Nurindra Ekapersadaの管理職として外資に対する工場の誘致などを実施した[2]。

政治経歴

故郷のブリトゥンでNew Indonesia Party of Struggle所属の政治家として働き始め、ブリトゥン州の委員長を勤めた。その後、ジャカルタでも活動を始める[3]。

2012年、ジョコ・ウィドドと共にジャカルタ特別州知事選に出馬、副知事として就任する。副知事の活動としてはジャカルタ首都圏の他の首長と協議し、ジャカルタの渋滞や洪水問題に直結する各県・市のインフラ整備を支援する事を決めた。具体的にはトランスジャカルタのバスレーンを州外へ延長する事業や、ブカシ市で東放水路（KBT）に接続する放水路の新設、ボゴール県の貯水池整備などが支途として検討されている[4]。

2014年9月10日、2014年インドネシア大統領選挙の対立候補であったプラボウォ・スビアントが率いるグリンドラ党を離党すると発表し、同日離党届を提出、受理された。同党主導の野党・メラプティ連合が地方首長選挙改正案で間接選挙導入を主張していることに抗議、幾度も直接選挙で選ばれた自身の存在を否定する方針と糾弾し反旗を翻した[5]。

2014年11月19日、ジョコの大統領就任に伴い、ジャカルタ特別州知事に就任した。[6]。初の華人でキリスト教徒の知事就任に関して、イスラーム教徒強硬派イスラム擁護戦線（英語版）が集団抗議した[7]。ジョコと共に行った官僚機構改革を引き継ぎ、2015年1月2日には約2,000の管理職ポストを廃止し、管理職員を一般職員に降格した[8]。

2017年4月の知事選期間中にイスラム教聖典クルアーンの一節に触れたことが宗教冒涜罪にあたるとして起訴され、5月9日に有罪判決を受けた[9]。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “イスラム教徒１０万人がデモ、キリスト教徒のジャカルタ知事の投獄を要求”. (2016年11月11日). http://www.christiantoday.co.jp/articles/22548/20161111/muslims-demand-jakarta-christian-gov-be-jailed-blasphemy.htm 2016年12月8日閲覧。 
  2. ^ http://uniqpost.com/profil/basuki-tjahaja-purnama/
  3. ^ http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/in-indonesia-ethnic-chinese-see-a-new-future/2012/08/18/4befc374-e870-11e1-9739-eef99c5fb285_story.html In Indonesia, ethnic Chinese see a new future
  4. ^ 近隣自治体に1000億ルピア インフラ整備で連携強化 ジャカルタ特別州 (2014年09月20日)
  5. ^ アホック副知事 離党 プラボウォ氏に反旗 間接選挙導入案に抗議
  6. ^ http://www.asahi.com/articles/ASGCM660LGCMUHBI024.html インドネシア「首都の顔」は中国系　保守勢力は反発
  7. ^ Indonesian radicals protest against 'infidel' new Jakarta governor
  8. ^ “管理職2000ポスト廃止　アホック知事の荒療治　官僚機構改革”. じゃかるた新聞. (2015年1月6日). http://www.jakartashimbun.com/free/detail/22397.html 2015年1月7日閲覧。 
  9. ^ “ジャカルタ州知事、イスラム教への冒とくで有罪判決”. BBC News (BBC). (2017年5月9日). http://www.bbc.com/japanese/39853803 2017年5月10日閲覧。 

関連リンク

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  • 歴
大日本帝国旗 ジャカルタ特別市長（日本占領時）
  • 市長代理 ダーラン・アブドラ（インドネシア語版）1942.8.8-1942.8.25
  • 塚本栄1942.8.25-1943.6.14
  • 吉江勝保1943.6.14-1944.7.17
  • 長谷川茂雄1944.7.17-1945.9.23
インドネシア国旗 ジャカルタ市長
  • スウィリョ（インドネシア語版）1945.9.23-1947.7.21
オランダ国旗 ジャカルタ市長（オランダ領インド民政局（英語版）占領時）
  • 市長代理 アーチボルド・テオドア・ボガード（オランダ語版）1946.11.30-1947.6.28
  • 市長代理 エルバート・マリヌス・ストック（オランダ語版）1947.6.28-1948.8.26
  • ロバート・トーマス・プラーニング（オランダ語版）1948.8.26-1949.4.20
  • 市長代理 サストロモルジョノ（英語版）1949.4.20-1950.3.30
パスンダン国旗 ジャカルタ連邦直轄地（インドネシア語版）知事
  • ヒルマン・ジャジャディニングラート（英語版）1948.11.2-1950.3.30
インドネシア国旗 ジャカルタ市長
  • スウィリョ（インドネシア語版）1950.3.30-1951.5.2
  • 市長代理 スワジョ・スモディロゴ（インドネシア語版）1951.5.2-1951.7.17
  • シャムスリジャル（インドネシア語版）1951.7.17-1953.11.9
  • スディロ（インドネシア語版）1953.11.9-1960.1.29
インドネシア国旗 ジャカルタ首都特別州知事
知事
  • スマルノ・ソスローアトモジョ（インドネシア語版）1960.1.29-1964.8.26
  • ヘンク・ンガントゥン（インドネシア語版）1964.8.26-1965.7.15
  • スマルノ・ソスローアトモジョ（インドネシア語版）1965.7.15-1966.4.28
  • アリ・サディキン（インドネシア語版）1966.4.28-1977.7.11
  • チョクロプラノロ（インドネシア語版）1977.9.29-1982.9.29
  • R・ソエプラプト1982.9.29-1987.10.6
  • ウィヨゴ・アトモダルミント（インドネシア語版）1987.10.6-1992.10.6
  • スルジャディ・スディルジャ（インドネシア語版）1992.10.6-1997.10.6
  • スティヨソ（インドネシア語版）1997.10.6-2007.10.7
  • ファウジ・ボウォ（インドネシア語版）2012.10.7-2012.10.7
  • ジョコ・ウィドド2012.10.15-2014.10.16
  • バスキ・プルナマ2014.11.19-2017.5.9
  • ジャロット・サイフル・ヒダヤット（インドネシア語版）2017.6.15-2017.10.15
  • アニエス・バスウェダン（インドネシア語版）2017.10.16-2022.10.16
知事代理
  • プリジャント（インドネシア語版）
  • ファジャル・パンジャイタン（インドネシア語版）
  • バスキ・プルナマ
  • ソニ・スマルソノ（インドネシア語版）
  • ジャロット・サイフル・ヒダヤット（インドネシア語版）
  • ヘル・ブディ・ハルトノ（インドネシア語版）
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