| この項目では、ジョン・ウィリアムズが作曲した映画『スター・ウォーズ・シリーズ』の楽曲について説明しています。エドワード・エルガーが作曲した管弦楽曲については「帝国行進曲 (エルガー)」をご覧ください。 |
『インペリアル・マーチ』、正式には『帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)』 (英: The Imperial March (Darth Vader's Theme)) は、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』で初めて使用された、ジョン・ウィリアムズ作曲の映画音楽の曲である。
メディア外部リンク |
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全曲を試聴 |
音楽・音声 |
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Star Wars, Episode V "The Empire Strikes Back": The Imperial March - ジョン・ウィリアムズ指揮スカイウォーカー・シンフォニー管弦楽団の演奏、Sony Classical提供YouTubeアートトラック |
The Imperial March (From "Star Wars: The Empire Strikes Back") - ジョン・ウィリアムズ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏、Universal Music Group提供のYouTubeアートトラック |
映像 |
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John Williams & Vienna Philharmonic – Williams: Imperial March (from “Star Wars”) - ジョン・ウィリアムズ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏、ドイツ・グラモフォン公式YouTube |
概要
この曲は、ライトモティーフ(示導動機)という手法を利用して映画のいたるところで用いられ、メイン・テーマと共にスター・ウォーズシリーズを代表する音楽の1つである。銀河帝国軍やダース・ベイダーを示す主題であり『ダース・ベイダーのテーマ』として知られている。
この曲の主題は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』や新三部作(エピソード1~3)などでも使用された。 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』ではアナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーに変容することへの暗示、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』では共和国軍が帝国軍へつながることへの暗示、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』でも帝国成立の後、複数の場面に使われている。ヨーダがダース・シディアスに弟子ベイダーを信用しないよう不吉な予言をするシーンは最終的にこの予言が的中する暗示として、またサイボーグとなったベイダーが歩くシーンでは、全てを失いもはやシス卿としての人生しか残されていないベイダーの悲劇の象徴として、いずれも本来のBGMにこの主題をアレンジする形で追加されている。
フェイス・ワンダワークスが2015年に発表した、GIGAエンタメロディで15年間で最も多くダウンロードされた着信メロディを集計した「着信メロディ15年間ランキング」において9位にランクインされた[1]。
日本における本曲の著名な事例
- 「スター・ウォーズ」公開当時、映画の大ヒットによってこの曲も有名になり、SFマニア達の間では自然発生的に歌詞の無い本曲に適当な歌詞(例:「牛乳と~コッペパン~コッペパン」)を付けて口ずさむ替え歌遊びが静かに流行する。当時日本SF大会などでは大勢で歌われた事があった。中でもDAICON FILMによる(作詞は岡田斗司夫説[2]と赤井孝美説[3]がある)「帝国は~とても~強い」で始まるものは特に有名になり、1983年の日本SF大会大阪コンベンション(DAICON4)の広報企画として参加者に配布されたカセットテープ「プログレスレポート」にも収録された[3]ほか、1980年代後半の漫画『気まぐれコンセプト』で紹介され、全国的に有名になった。
- 1990年代後半、日本テレビの人気バラエティ・『進め!電波少年』において、プロデューサーである土屋敏男(Tプロデューサー)登場の際に本曲が用いられた。この番組ではTプロデューサーが番組に出演した芸人に強権を発動して、非常識な無理難題(現在で言うところの「無茶振り」)を強いた事から、この曲は「悪の大ボスのテーマ」として「スター・ウォーズ」を見ていない若い世代にも認知された。だが一方で『電波少年』に“悪用”されたと憤慨した「スター・ウォーズ」ファンも少なからずいた。
音楽・音声外部リンク |
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アレンジの例 |
帝国のマーチ (ダース・ベイダーのテーマ) - 栗コーダーカルテットによる演奏、massenext提供のYouTubeアートトラック |
脚注
- ^ スマホ時代に着信メロディ復活元年 GIGAエンタメロディ「着信メロディ15年間ランキング」発表 歴代No.1アーティストはEXILE、PRTIMES(株式会社フェイス・ワンダワークス)、2015年1月20日。
- ^ GyaOジョッキー[要追加記述]
- ^ a b 寺島令子『墜落日誌2』(アスキー、1994年)第77回。
- ^ ウクレレ・フォース ~スター・ウォーズ ベスト・カバーズ~/V.A
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